はじめに:なぜ、「赤」は私服に馴染みづらいのか?
こんにちは。サッカー×ファッションブロガーのYchanです。
突然ですが、鹿島アントラーズのサポーターの皆さん、こんな悩みを持っていませんか?
「スタジアムでは熱く着れるけど、街中で着るには赤が派手すぎる…」
「新しいユニフォームを買うと昔のユニフォームの出番が少なくなる…」
わかります。赤という色は、色彩心理学的にも「興奮」「情熱」を表す進出色。視覚的に飛び出してくる色なので、良くも悪くも目立ちやすいのです。
しかし、色彩検定2級を持つ私から言わせれば、「2025年の鹿島ユニフォームも、もちろんファッションに落とし込むことができる」と断言できます。
今回は、2025シーズン1stユニフォームを「色彩学」の観点から徹底解剖。そして、明日からすぐにマネできる、UNIQLOとGUのアイテムだけを使った「私服コーデ」を4つ提案します。
これを読めば、あなたはスタジアムの行き帰りをおしゃれに、また私服でも胸を張って「鹿島の赤」を纏って出かけられるようになります。
第1章:【色彩分析】2025年モデルが「最高にカッコいい」理由
コーディネートに入る前に、まずはこのユニフォームがなぜカッコいいのか、そのロジックを解説します。感覚ではなく理論で服を選ぶ。これが大人のファッションの第一歩です。
1. 「Vivid」ではなく「Deep」な赤

<引用>鹿島アントラーズ公式オンラインストアより引用
https://antlers.shop/pages/2025_kashima_antlers_uniform?srsltid=AfmBOoqNJkBNihha6UwPxOenQQS3V93E-mQMPdLITB7n5LpePP7vzA9N
画像をご覧ください。今季の赤は、目がチカチカするような原色の赤(vivid tone)ではなく、少し黒を含んだような深みのある「ディープレッド(Deep Tone)」が採用されています。
色彩体系(PCCS)で言うと、「dp2(ディープトーンの赤)」あたりに位置します。
このトーンには「円熟」「伝統」「重厚」というイメージがあります。つまり、子供っぽくならず、大人の男性・女性が着ても肌馴染みが良い色なのです。
2. 「無彩色」と「低明度」による引き締め効果
デザインの特徴であるダイナミックな柄。ここに使われているのは「ダークネイビー(ほぼ黒に近い青)」です。
色彩学の知識で紐解くと、これは「セパレーション(分離)」の効果とは少し異なり、ベースの赤の明度をグッと引き下げる「引き締め色」として機能しています。
- ベース: ディープレッド(有彩色・低明度)
- アクセント: ダークネイビー(有彩色・最低明度)
- ロゴ: ホワイト(無彩色・最高明度)
この3色のバランスが黄金比です。特にネイビーが広範囲に入っていることで、ボトムスに黒やネイビーを持ってきたときの「色の繋がり(カラーリンキング)」が作りやすくなっています。
このユニフォームは、単なる応援グッズではありません。「主役級の柄シャツ」として扱うポテンシャルを秘めています。
第2章:UNIQLO・GUで作る!スタイル別コーディネート提案
それでは、具体的なコーディネート提案に入りましょう。
再現性を高めるために、アウターやパンツは、すべてUNIQLOで買える現行アイテム(または定番アイテム)で構成しました。
ターゲットは20代〜50代。それぞれのライフスタイルに合わせて選んでみてください。
※但し、TPOは必ずわきまえること!笑 高級ディナーにユニは合わないですからね笑
コーデ①:【王道・入門編】「黒」で繋げるモダン・スポーティ
ターゲット:全世代(これを真似すれば間違いない)

もっとも失敗がなく、かつ最もクールに見えるのがこのスタイルです。
ユニフォームに含まれる「ダークネイビー/ブラック」の色を拾い、下半身を黒で統一します。
【色彩ロジック:ドミナントカラー配色】
ユニフォームの差し色である「暗い色」を全身に拡張することで、視覚的な統一感を作ります。赤の激しさを黒が吸収し、モードな印象に変化します。
■ 推奨アイテム
- ボトムス:UNIQLO C「タックワイドテーパードパンツ(ブラック)」
- 解説: スラックス見えする素材感が、ユニフォームのスポーティさを中和(ドレスアップ)してくれます。細身のスキニーではなく、ワイドシルエットを選ぶのが「今っぽさ(トレンド)」の正解です。
- インナー:UNIQLO「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ(ホワイト)」
- 解説: ここが重要です。ユニフォームの下に白Tを着て、首元と裾から2〜3cm白を見せてください。 これを「レイヤード」と言います。ユニフォームの赤とパンツの黒の間に「白」が入ることで、色が喧嘩せず、清潔感が生まれます。
■ 足元の提案
- 黒のローファー、または黒のシンプルなスニーカー(ユニフォームがNikeなので、靴もNikeがおすすめです!)
コーデ②:【トレンド・若手編】デニムで作る「ブロークコア」スタイル
ターゲット:20代〜30代(トレンドに敏感な層)

海外のファッショニスタが実践している「Bloke Core(ブロークコア)」=「イケてる奴のサッカーコーデ」を再現します。
【色彩ロジック:対照色相配色(の応用)】
赤の反対色に近い「青」を合わせるスタイルです。通常、赤×青は派手になりすぎますが、デニムの「フェード感(色落ち)」が彩度(鮮やかさ)を下げてくれるため、ディープレッドとうまく馴染みます。
■ 推奨アイテム
- ボトムス:UNIQLO「バギーカーブジーンズ(淡いブルーまたはグレー)」
- 解説: トレンドになりつつあるカーブシルエットのパンツになります。ハイウェストで脚の外側にボリュームがあります。この独特の丸みが、サッカーユニフォームのスポーティな直線と絶妙な違和感を生み、オシャレに見せます。濃いインディゴより、ウォッシュのかかった薄いブルー(ライトブルー)が、赤の強さを中和します。
- アウター(春秋):UNIQLO「ユーティリティジャケット(ホワイト)」
- 解説: ユニフォームの上に、ワークテイストのアウターを羽織るスタイルです。「襟」があるアイテムを足すことで、ユニフォームの子供っぽさを消しつつ、素材でストリート感を演出します。
■ 足元の提案
- 白のハイテクスニーカー、またはボリュームのあるダッドシューズ。
コーデ③:【上級者・個性派編】補色を操る「ミリタリーMIX」
ターゲット:30代〜50代(渋くいきたいメンズ)

赤と最も遠い色である「緑」を合わせる上級テクニックです。「え、クリスマスカラーにならない?」と心配になりますよね。そこで色彩学の知識「トーン」を使います。
【色彩ロジック:補色調和(ただし、ダル・トーンで)】
鮮やかな緑(ビビッドグリーン)を合わせるとクリスマス男になりますが、「カーキ(オリーブグリーン)」のような、くすんだ緑(dull tone / dark tone)を選ぶと、赤はお互いを引き立て合う最高の相棒になります。これを「ナチュラル・ハーモニー」に近い効果として利用します。
■ 推奨アイテム
- ボトムス:UNIQLO「ワイドフィットカーゴパンツ(ダークグリーン)」
- 解説: 太めのシルエットとサイドポケットの武骨さが、鹿島アントラーズの「戦う集団」というイメージとリンクします。ディープレッド×ダークグリーンの組み合わせは、アメカジやミリタリーファッションでは鉄板の配色。男らしさが際立ちます。
- アクセサリー:黒のニットキャップ、黒のかばん、黒い時計
- 解説: 全体がカジュアルになりすぎるので、要所を黒で引き締めます。
■ 足元の提案
- 黒いブーツ(Dr. MartensやTimberland等)、または黒のブーツライクなスニーカー。
第3章:色彩検定2級所持者が教える「絶対NG」な組み合わせ
最後に、これだけは避けてほしい組み合わせをお伝えします。
❌ チノパン(ベージュ)× 赤ユニフォーム
ベージュ(黄みの強い色)と、今回のディープレッド(青みを感じる深い赤)は、色相の相性があまり良くありません。また、ベージュのチノパンはおじさん臭くなりやすく、赤ユニと合わせると「休日の部活の顧問」感が出てしまいます。
❌ 原色の青・黄色のアイテム
信号機のような配色になり、目が疲れます。色を入れるなら、彩度(鮮やかさ)を落とした色にしましょう。
まとめ:鹿島の「深紅」を、あなたの日常の彩りに
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した2025年の鹿島アントラーズのユニフォームは、単体で見ても非常にデザイン性が高く、色彩設計が計算された一着です。
- 黒スラックスでモードに決めるか。
- デニムでトレンドのブロークコアを楽しむか。
- カーゴパンツで男らしく着こなすか。
「色彩」という視点を持つだけで、ユニフォームは「観戦着」から「最強のファッションアイテム」に変わります。
ぜひ、今週末はユニフォームを着て、スタジアム以外の場所へも出かけてみてください。あなたのその着こなしが、街中で新たなアントラーズファンを生むきっかけになるかもしれません。
※著作権・商標権を侵害している場合は、速やかに対処しますので、ご連絡ください。

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